最先端の設備と技術をとおして
クリエイティブを支える印刷会社
寿交通株式会社様へペーパークラフトのご提案をしたところ、お気に召して頂き仕事を受注させて頂く事になりました。
タクシーを利用されたお客様へのサービスの一環と、ミニバンタイプのタクシーのPRも含めたSPツールになります。
セダンタイプのタクシーに比べ乗り降りがしやすく、体の不自由な方にも優しいタクシーを広く認知してもらうために、
このミニバンタクシーのペーパークラフトを作成します。
まずはベースとなる車の展開図を起こし、そこからお客様より提供して頂いた資料や取材した写真等を参考にデザインを施します。
お子様が作られる事を想定し、なるべく簡潔な形と部品分けを心掛けます。
単純な形にすると面と面の繋ぎが難しくなりますが、そこはデザイナーのセンスと技術でカバー。上手くまとまっています。
ナンバープレートは「こ10(と)-2(ぶ)9(き)」。
細部にユーモアを盛り込みます。
何回もトライ&エラーを繰り返し、徐々に完成度を高めていきます。
納得できるレベルに達したところで、いよいよ提出用のサンプル作成に入ります。
実際に使用する紙を使い、オンデマンド印刷機で出力。
実際の製品を印刷するだけではなく、ある程度の厚さの紙で校正出力を行う事もできます。
その後、カッティングマシンで型抜きを施します。
このような型抜き加工を要する製品の場合、簡単にサンプルを作成できるため色々と試行する事が可能です。また、実際の製品と同じ紙を使用する事により、組み立てる時の感触や完成品の強度などを確認することができます。
紙の厚さが変更になると、繋ぎ目の切込具合の修正や紙を折る位置の修正など、立体物ならではの細かい微調整が必要です。
お客様に提案の後、何度か微修正を加えて無事校了。
印刷と型抜き加工の後、お客様に納品。
このように、本来であれば本紙校正+外注加工が必要なクオリティですが、アトミではオンデマンド印刷機とカッティングマシンを使用する事で、比較にならないほどの低コストで実現できます。